A1102【着物と帯 京月花】■お仕立て上がり/西陣織横段正絹袋帯/全通■
昭和初期に作られた、長崎　二枝鼈甲美術店の本鼈甲の簪です。この時代のお品では状態が良く美品です。白甲のとろりとした飴色が美しいです。色や艶が良く何より7ミリと大変厚みがあります。パリ博覧会にも出品したお店のようで、桐箱に入っているお店のチラシは英語も混じり長崎らしいハイカラな雰囲気のある大正時代の擬洋築　三層構造の洋館が写っており、説明も時代が感じられてノスタルジックな味わいがあり好ましいです。88年前　昭和10年ごろのお品です。まもなくアンティークになる100歳をお迎えになりますね。付喪神（九十九）になるにもだいたいそれぐらいかかります。そう思うとなんだか神々しいく見えるのも不思議です。楽しみや知識、使う、コレクション、投資、など様々な楽しみ方ができるお品です。